
【瀬戸の底、天の柱】〜⭐︎
2025.08.10
【
深い夜の静寂の中
瀬戸の海が わたしを呼んだ
蒼い水面の下
永き眠りの海底が
ふいに息を吹き返す
花火のように
光の粒がはじけ
海の闇を染めてゆく
やがてその光は
天から降りし光と出会い
ひとつの柱となって
天地を貫いた
その瞬間
わたしの身は稲妻のように震え
細胞ひとつひとつが
光の鼓動を打ち始める
振動は波となり
波は祈りとなり
やがて静寂の海へと溶けた
知っている
これははじまりだと
瀬戸の底の鍵が回り
星々の道がふたたび開かれたことを