『心臓の詩』
2025.07.01
おはようございます。
今朝、ハッキリと心臓の音が聴こえ感動的だったので、詩にしましたよ。
『心臓の詩』
静けさの向こうに
深い森を流れる水脈のように
わたしの奥の奥で
ひとつの太鼓が鳴り始めた
ドックン ドックン
生まれた時から
ずっと奏でてくれていた音
けれど 今朝のこの響きは
はじめて出会う
わたし自身の宇宙の鼓動
ドックン ドックン
聴こえるたびに
命がどこから来て
どこへ還ってゆくのか
すべての謎が 愛おしくなる
わたしはわたしの中にいて
わたしを包む大きな命に抱かれている
ただそれを
知っている
聴いている
生きている