『黄金のしずくと芝生の詩』〜⭐︎
2025.07.18
夜明けの光がほどけるころ
黄金の井戸水が
芝生の一枚いちまいを抱きしめていた
ひかりの滴がまだ眠る緑に宿り
地球の心臓が やわらかく脈を打つ
わたしは裸足のまま
その上にそっと立つ
指の間からこぼれる潤いが
くすぐったいほど優しく
土のあたたかさが胸へと昇ってくる
そよ風が頬を撫で
鳥たちの囁きが髪をくぐり
風景はただ息をしている
わたしもまた 息をしている
同じ呼吸で
足裏から吸い上げた大地の温度が
静かに背骨を通り
心の泉を満たしていく
わたしは今 この星に抱かれ
黄金の源とひとつになった
ありがとう 芝生の緑
ありがとう 煌めく井戸の滴
今日という一日が
この感触のままに広がっていく
黄金のしずくが
わたしの歩幅を照らし
地球の鼓動が
わたしの胸を響かせる
ただ在ることの喜びよ
裸足で感じた確かな温もりよ
わたしは今日
あなたと共に目覚めた。